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鏡陥穽

帰宅途中、浮浪者風の男に襲われた葉子は、抵抗の中で相手を死なせてしまう。婚約を控えた彼女は衝動的に死体を海へ捨て、完璧な隠蔽を図る。だが翌日、友人の結婚式で葉子に話しかけてきたのは、昨日殺したはずのその男だった。旧家に伝わる奇妙な鏡が、街を静かに侵食していくなか、現実と非現実の境界が揺らぎ始める。飛鳥部勝則が描く長編ホラーは、日常に突如現れる恐怖と、逃れられない因縁の連鎖を重…